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〜炎の蜃気楼・邂逅編パロディ〜 愛樹様より頂きました
府内の陰謀・2     愛樹



「どういうつもりだ、安田長秀!」
 路地裏で景虎は長秀を叱責していた。傍には勝長もいる。
「朝帰りか、治部少輔。どこで何をしていた」
 勝長の問いに、長秀は鼻を小さく鳴らした。小指で耳をほじりながらフフン、と冷たい笑みを浮かべる。
「聞きたいか?」
「・・・・・・・・・!」
 その不謹慎な態度が景虎には我慢ならない。思わず言い返していた。
「聞きたくないっ」
「なら言わぬ」
「こらこら、景虎殿。それでは話が進まぬではないか・・・・・v」
 
 
 宿に戻った五人は一応周囲に結界を張ってから話を最初に戻した。勝長が再び問う。
「怨霊を商売のネタにした輩に<力>を使ったそうだな、治部殿」
「悪いか」
「良い訳がないだろう!」
 景虎が掴みかからんばかりの勢いで怒鳴った。
「・・・・・で、朝まで何をしていたのだ」
「男に抱かれていた」
「なに」
 一同は凍りついた。
「いかんか?」
「・・・・・・・vき、聞き間違い・・・・だよな・・・・・」
 晴家が青ざめた表情で力なく笑う。
「精進落としだ、何が悪い」
「いやその・・・・悪いとかじゃなく・・・・あわわわv」
「治部殿・・・・そなた、そういう趣味があったのか?」
 勝長の渋い表情に屈託なく笑う長秀。
「ああ、わしはどっちもイケる口なのよ」
「〜〜〜〜〜〜」
「特にお主のようなーーーヒゲのある誠実な漢(おとこ)は好みだ」
「や、止めてくれv(大汗)」
「安田長秀!そなた、酔っ払っているのか!?」
 景虎が暴走しそうな長秀に食ってかかった。長秀はそんな様子に冷めた目を寄越す。
「おぬしは好かん」
「・・・・・そうじゃなくて!!」
「我々は死人だ、い、生き人に手を出してはならん(冷汗)。それは絶対の掟だ!」
「だから『手を出された』んだって。なら構わぬだろう?」
「ちーがーう!!」
「もうやめましょう景虎様。これでは漫才です」
 直江が横から入ってきたのでますます収集がつかなくなってきた。
「おまえは関係ないだろう、黙っておれ」
「関係なくはないです。私だって掟に従って我慢してきてるというのに・・・・この男ときたら!」
「我慢?まさか直江・・・・藤に手を出したのではあるまいな?」
 晴家が顔色変えて噛み付こうとする。
「冗談じゃない、あのような女に興味はない」
「なんだと?藤を侮辱したな貴様!」
「だから何もなかった!」
「あーーーもう一斉に語るな皆の者!!」
 
 
 ・・・・・収集がつかなくなってきたのはこの小話のようである。
 どこから原作と違ってきたかは一目瞭然(苦笑v)
<教訓>長秀はやっぱり攻めキャラのようである・・・・・**(しょぼん)
 
〜了〜
 
*く、くだらん><キリリク小説・・・・なのに@@ヌルいし訳わかんないしvごめんなさいでした@@リベンジ・・・してもイイ?(今度こそ裏行きですな^^)れい様、リクエストありがとうございました!(2003年10月4日)
 

※ 謝辞 ※
愛樹様、本当にありがとうございます!!
御サイトにお世話になり、あくせく通った甲斐がありました!!
お題は「府内の陰謀第二弾!!」
見事でした〜。もうこの五人の思惑が巻き巻きなところがお気に入りです♪
特に今回は景虎様の食らいつきよう、直江の言葉で勝手に盛り上がる晴家v
色部さん苦労が目に見えます♪

2003年10月18日 管理人・たつみ れい

      

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